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8. GP (NHS)への登録

気候も食生活も違う新しい環境でやはり気になるのが病院のこと。 特にお子様のいらっしゃるご家庭にはかかせません。 ロンドンには日系のクリニックもあり便利ですが、もしもの時に備えて、出来る限りはやくお近くのGPへ登録するのをおすすめします。

① NHS国営医療サービス制度とGP

NHS(National Health Service)

NHSはすべての人に平等な医療サービスの提供を、との理念から1948年にスタートしたイギリスの国営医療保険制度です。16歳から年金受給年齢まで加入の義務があり、加入者から所得に応じて徴収される保険料を財源に運営されています。NHSのもとでは一部の例外を除き誰でも医療費原則無料で診療が受けられます。この制度はイギリスに6ヶ月以上滞在する外国人にも適用されます。

GP(General Practitioner)

NHS制度において患者の初期診察、治療にあたる一般開業医をGPと呼びます。NHS制度下では日本のように患者の判断で直接大きな病院へ出向き治療を受けることはなく、地元のGPに予め登録をしておき、どのような症状であっても医師にかかる必要がある際にはまずこのGPの診察を受けます。その上で必要と診断された場合にはこのGPに紹介される形でより大きな病院で専門的な治療を受けることになります。

② 加入手続き

① 地元のGPを探す

NHSのウェブサイトhttp://www.nhs.uk/Pages/homepage.aspxからポスト コードや住所を入力し近隣のGPの開業する診療所(Surgery)を検索でき、住所、電話番号、開業時間等の情報を得ることができます。また、町の図書館等でその地域のGPのリストを用意していることもあるようです。

② GPに登録する

どのGPに登録をするかを決めたら、ウェブサイトまたはリストに表示されている連絡先に電話をし、予約を取ります。 予約した日時に診療所に赴き、問診や簡単な健康診断を受け登録を済ませます。問診の際には既往症や予防接種について訊かれますので、できる限りこのような情報を用意していくとスムーズにすすむでしょう。 診療所(Surgery)によっては複数のGPが所属するところもありますが、原則は診療所にではなく各GPに登録をすることになります。しかし、同診療所内の登録以外のGPに診てもらうことも可能ですので、急ぐのになかなか登録GP予約が取れない時にはこれも利用できそうです。

③ NHS Medical Card

登録が済むと後日、本人と登録先GPの基本情報が記載されたNHS Medical Cardが送られてきます。ただ、地域によってはリクエストしない限りこの カードを発行しないところもありますので、自動的に送られてくるのかどうかを確認しておくと良いでしょう。

◎ 登録GPを変更する場合

登録GPの変更はいつでも可能です。特に理由を述べる必要もありません。変更する先のGPで所定の用紙を記入し、提出すると治療記録が新しいGPへ転送されます。また、後日登録変更確認の手紙が送られて来ます。

NHS Walk-In Centres

上記の基本的なGP のシステムを補完する目的で全国に約90のNHS ウォークインセンターと呼ばれる比較的軽い症状の突発的な怪我や病気にで対応する救急医療センターが設置されています。こちらは登録や予約が必要なく、駆け込みでの利用が可能です。 多くが365日開業しており、診察時間も一般的に平日7:00AM-10:00PM, 土日は9:00AM-10:00PMと長くなっているのでGPと併せて利用すると便利です。 最寄のウォークインセンターもNHS のウェブサイトから検索可能です。万一に備えて、最寄のセンターの場所と行き方を確認しておくと良いでしょう。